いままで生き方がどうのこうのという話をしてきて、これからもちょっとづつすると思うのですが、そのたびに「相変わらず迷走してんなあ」と思われるのも辛いので、話の着地点、花との関連がどうなるのかっていう話を先にしておきます。
草花園はいままで、花にいかに付加価値をつけるかということに力を注いできました。付加価値には私流の分類だと2種類あって、「こだわり」と「はからい」です。
「こだわり」はよく使われる言葉なので分かりやすいと思いますが、とびぬけた特徴を磨いて、それをよしとする一部の人にウケるタイプの付加価値です。わかる人にはわかるっていう。たとえば草花園のひまわりが何を目指してきたかと言えば、「普通のオレンジ以外の品種を中心に、なおかつ高品質、値段は高い」というところを目指してきました。
「はからい」のほうは、「イキなはからい」のはからいです。相手が何を求めているのかを先回りして読んで、それにこたえようとする、万人ウケを狙うタイプの付加価値です。愛想よくしたり、安い価格で提供したりするのがこれにあたると思います。草花園でいえば、ブログには楽しい事だけ書くとか、顔写真を載せるときには笑顔にするとか、そういうことにはずいぶん気を使ってきました。
なんで付加価値をつけなければいけないか。
競争に勝ちたいからです。
私は花なんて作って売っていますが、自分用に花を買ったことなんで一度もない人間です。そんな私ですが、心が弱った時に、ちょっとだけ気がつきました。
どうやら植物には、弱った人の心を癒す力があるようです。
ところが、競争心からくる、「こだわり」や「はからい」にまみれてしまうと、売るほうも買うほうも、その付加価値にばかり目がいってしまって、植物の本当の力を感じることができなくなってしまうのではないか。
私が今まで、やたら付加価値をつけたがったのは、植物の力を信じていなかったからじゃないか。
そう思うようになりました。
今からは、植物の力、花の力を信じてみたいと思うのです。
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先日の美和のストーリーの続きですが、どうも美和は自分のことを公の場で言うっていうことに抵抗を感じるらしく、かといって、続きが気になっている人もいるかもしれないし、私はここで書くことにもそれなりの意義があると思うので、サラッと完結させてしまいたいと思います。
前回は自己否定感に悩む私こと美和が単身沖縄にいって、大輔に出会い、この人と農業でもやれば自己肯定できるかもと思ったってところまででした。
実際にはじめてみると苦労の連続で、特に精神的に苦痛だったのはネット上で元気な美和さんを演じなければいけないことだった。(よく本屋に行くと、成功のノウハウを書いた本があって、たいてい、いつもポジティブでいなさいと書いてあるので、大輔はアッサリそれに従っていたし、私もしぶしぶ従った)
嘘をついている罪悪感もあったが、何より辛いのは、ウケているのは嘘の私で、本当の私ではないということ。本当の私は結局ダメなんだ。自己否定感は解消されなかった。
嘘をついたといっても、ないものをあると言ったわけではなくて、悪い面、ネガティブな面を隠していたということ。これからは本当の私、本当の草花園を出していきます。
完